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死亡するまで神経障害残る…阪大病院でがん患者2人に抗がん剤を過剰投与 自動計算プログラムに不具合

2024年8月21日 18:54
死亡するまで神経障害残る…阪大病院でがん患者2人に抗がん剤を過剰投与 自動計算プログラムに不具合

 大阪大学医学部付属病院は21日、がん患者2人に抗がん剤を過剰投与したと発表しました。患者のうち1人はがんが進行して死亡するまで、神経障害が残ったという事です。

 病院などによりますと、今年2月、がんの治療を受けていた男性患者に、医師が指示した量の、1.2倍の抗がん剤を投与したということです。

 病院が確認したところ、今年1月にも、別の60代の男性患者に、2倍の抗がん剤を3日間にわたって過剰投与していたことが判明。 この男性患者については、がんが進行し亡くなるまでの約3か月間、歩行困難などの神経障害が残ったということです。

 病院では2年前から、専用のシステムで抗がん剤の量を自動計算していましたが、小数点以下を四捨五入するプログラムの設定に不具合があり、今回、投薬の量に疑問を感じた薬剤師が確認し、発覚しました。

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