大阪・ミナミの心斎橋筋商店街で起きた強盗殺人事件で、逮捕された中国籍の男が、確保された際に中国行きの航空券を所持していたことが新たにわかりました。

　強盗殺人の疑いで、9日送検された中国籍の后馭波容疑者（27）は7日午後、心斎橋筋商店街の貴金属販売店で6280万円相当の腕時計を奪ったうえ、店員の弘中辰弥さん（30）の腹部を刺して殺害した疑いがもたれています。

　その後の警察への取材で、関西空港で確保された際に、中国行きの航空券を所持していたことが新たにわかりました。后容疑者は犯行直後に着ていた服や凶器とみられる包丁、変装に使ったスキンヘッドのゴムマスクを現場付近の空き地に捨てたうえ、着替えて逃亡していて、警察は計画的に犯行に及び、国外への逃亡をはかったとみて詳しく調べています。