京都府久御山町で「九条ねぎ」を盗んだとして、逮捕された農家の男が周辺で同様の被害に遭った農家の元で働いていたことがわかりました。

　窃盗の疑いで送検された京都市伏見区の農家、山本英雄容疑者（27）は、8月30日から9月1日にかけて、京都府久御山町のねぎ畑で「九条ねぎ」約216キロを盗んだ疑いがもたれています。

　その後の関係者への取材で、山本容疑者は高校卒業後の約10年間、久御山町の九条ねぎ農家の元で働いたあと、昨年、ねぎ畑の経営を始めていたことがわかりました。久御山町周辺では今年6月以降、九条ねぎの窃盗被害が少なくとも8件発生していて、過去に山本容疑者が働いていた農家も被害に遭っているということです。

　山本容疑者が働いていた、同様の被害に遭った農家の男性
「仕事はよくできたと思います。複雑な気持ち…知っている人だったから。（山本容疑者が逮捕されて）ひと安心は、ひと安心ですけど」

　警察は山本容疑者の余罪についても詳しく調べています。