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京都・平野神社 台風へ早めの備え進む 2018年の台風21号で拝殿の6本の支柱が折れ全壊

2024年8月27日 12:17
京都・平野神社 台風へ早めの備え進む 2018年の台風21号で拝殿の6本の支柱が折れ全壊

 2018年、台風の甚大な被害を受けた京都市の平野神社では、27日朝から台風への早めの備えが進められています。

 桜の名所として知られる平野神社は2018年、台風21号の影響で拝殿の6本の支柱が折れ、全壊しました。

 拝殿は1650年に建てられた府の指定文化財で、屋根はヒノキの樹皮を用いた、「檜皮葺(ひわだぶき)」という伝統技法で作られていました。

 その後、市民らから4800万円の寄付金が集まり、修復された拝殿では、27日朝から梁(はり)をワイヤで固定する器具が取り付けられました。

 中村権禰宜
「みなさまのおかげで拝殿を修復できました。『台風が来ても今後倒壊しないように』という思いでやっております」

 他にも、提灯(ちょうちん)など風で飛ばされる危険があるものを取り下げるなど、台風への対策が進められています。

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