万博会場で“爆発の危険性がある濃度”のメタンガス検知 会場西側のグリーンワールドで

万博協会は6日、会場で「爆発下限界(ガスが空気と混合して着火によって爆発を起こす最低濃度)」を超えるメタンガスを検知したと発表しました。
万博協会によりますと、6日午後4時ごろ、会場西側のグリーンワールドエリアで、メタンガスを検知したという連絡が大阪市消防局にありました。消防と万博協会の職員が確認したところ、屋外の電気設備地下ピットで、「爆発下限界」である5vol%を超えるメタンガスを検知したということです。
「爆発下限界」は、可燃性のガスが空気と混合して着火によって爆発を起こす最低濃度で、メタンガスでは5vol%です。一方、労働安全衛生規則で定める基準値は1.5vol%だということです。
万博協会は、周囲への立ち入りを規制したうえで、換気を行ったところ、約1時間後に基準値を下回り、規制を解除したということです。この場所は、これまでも基準値を超える値を検知したことがあることから、継続的にモニタリングしていて、工事中は換気を行っていたとしています。
今後は、モニタリングの頻度を上げるとともに換気をさらに行うとしていて、人が立ち入ることがないよう周囲に柵を設けるということです。
万博協会は、「引き続き、安心して来場いただけるよう会場運営をおこなってまいります」としています。