◇プロ野球セ・リーグ 巨人9-6阪神（27日、甲子園球場）

巨人の戸郷翔征投手は今季9勝目をあげ、通算勝利数を「40」としました。

高卒5年目以内で40勝をあげたのは球団としては、桑田真澄ファーム総監督以来、プロ野球としては大谷翔平選手以来の快挙です。

「200勝を目指して。そういう偉大な先輩たちに一歩でも近づけるように大変なときもありますけど、そういう人を目標にやっていけたらなと思います」

通算勝利数「39」を上げたのは6月14日の西武戦でした。そこから3試合は7イニング以上を投げ、自責点2以内に収めるというハイクオリティースタート（HQS）。この日は5失点でしたが、7回を投げきり、勝利をつかみました。

「前回は3試合は良い試合しましたけど、それでも勝ちがつかない日もありますし、こうやって、（5）失点しても勝ちがつく試合もありますし、野手の方に感謝しています」

試合後にこう語った戸郷投手。「（きょうも）もっといいピッチングができたはずだったんで、とりあえず積み重ねた勝ちが40勝につながったんで、もっともっといいものをね」と勝利したものの、5失点した悔しさをにじませました。