ラムズが2年連続でNFC準決勝へ
NFLは日本時間18日、ワイルドカード最後の1試合が行われました。NFC第4シードのロサンゼルス・ラムズが、第5シードのアリゾナ・カーディナルスに34対11で快勝、同地区対決を制しました。
カンファレンス準決勝では昨シーズンにカンファレンス決勝進出を阻まれた昨季王者タンパベイ・バッカニアーズと対戦します。
ラムズが、来月行われるスーパーボウルの舞台・本拠地SoFiスタジアムにカーディナルスを迎えた一戦。ホームのラムズは、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードがワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムJrへタッチダウンパスをヒット。今季から加わった新戦力コンビで先制すると、次のドライブでもスタッフォードとベッカムのホットラインで敵陣まで侵入します。最後は司令塔のスタッフォードが頭から突っ込み得点を重ねます。
さらにデビッド・ロングのプレーオフ史上最短となる3ヤードインターセプトリターンタッチダウンが飛び出し、21対0で前半を折り返します。
ラムズは前半の勢いをそのままに、スタッフォードが今季のレシーブ部門で史上4人目の3冠(捕球回数、捕球ヤード、レシービングタッチダウン)を達成したエースWRクーパー・カップへ7ヤードタッチダウンパスを成功。その後はカーディナルスに反撃を許すも、前半無失点に抑えた守備陣が安定した守りで相手QBカイラー・マレーに仕事をさせず、2年連続のディビジョナル・プレーオフへ駒を進めました。
12年過ごしたデトロイト・ライオンズから移籍してきたスタッフォードは、自身4度目の挑戦でうれしいプレーオフ初勝利を挙げました。一方、カーディナルスQBマレーは、タッチダウンなしの2インターセプトでパス獲得137ヤード。プレーオフデビュー戦は、ほろ苦い結果となりました。
この日の結果で、両カンファレンス共に準決勝へ進む計8チームが出そろいました。AFCは日本時間23日に第1シードのテネシー・タイタンズと第4シードのシンシナティ・ベンガルズが、同24日には第2シードのカンザスシティ・チーフスと第3シードのバッファロー・ビルズが対戦。一方のNFCは、同23日に第1シードのグリーンベイ・パッカーズと第6シードのサンフランシスコ・49ers、同24日に第2シードのバッカニアーズとラムズの一戦が行われます。
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ