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全柔連の強化担当理事が辞任 一連の問題で

2013年2月5日 18:35
全柔連の強化担当理事が辞任 一連の問題で

 園田隆二前監督が選手から暴力などで告発されて辞任するなど柔道女子の日本代表をめぐる一連の問題で、強化担当の最高責任者である全日本柔道連盟・吉村和郎強化担当理事が5日、辞任した。

 吉村氏「この度は、私の監督不行き届きで大変ご迷惑をかけました。心から深く申し訳なく思っております。この度、世間を大変騒がせるという部分で、園田前監督がやったことは決して許されるものではないが、やはり選手と私たちの(間で)すれ違いがあったのかなと。(辞任を決断したのはいつ?)園田前監督が記者会見をして、やはり彼1人に背負わせてはいけない。最高責任者である私が辞めるのが順当ではないかと思い、その頃から腹は決まっていた」

 吉村氏は、強化委員長を務めたロンドンオリンピックの後、新たに設けられた「強化担当理事」に就任していた。しかし、今回、選手側にほぼ名指しされる形で、強化体制の在り方を問題視されていた。

 また、女子日本代表・徳野和彦コーチも暴力行為に関わったとして辞任を発表するなど「暴行、パワハラ問題」の波紋は広がり続けている。