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“憲法改正”議論 民主、首相の発言問題視

2015年5月7日 16:47
“憲法改正”議論 民主、首相の発言問題視

 憲法改正をめぐる国会での議論がスタートした。衆議院の憲法審査会が7日、去年12月の総選挙後、初めて開かれた。

 審査会では今後、議論すべきことについて自民党など6党が自由に討議した。

 自民党・船田元議員「緊急事態条項、環境権をはじめとする新しい人権、そして財政規律条項の設定などでありました。これらのテーマを優先的に議論してはどうかと考えている」

 自民党は、大規模災害など緊急時の政府の権限を規定する緊急事態条項、良好な環境の中で生活する権利となる環境権、また財政の健全性を確保するための条項を優先的に議論すべきとの考えを示した。これらの項目については、共産党を除く全党が、議論すべきとの立場を示した。

 ただ、民主党は安倍首相が今の憲法は「GHQの素人がたった8日間で作り上げた代物」とした発言などを問題視し、「各党の考え方を改めて確認し議論を丁寧に進めていくべきだ」と述べた。

 一方、共産党は憲法改正そのものに反対している。