×

安倍首相、安保関連法案“憲法違反”に反論

2015年6月9日 15:57
安倍首相、安保関連法案“憲法違反”に反論

 安倍首相は8日夜、訪問先のドイツで記者会見し、今国会の最大の焦点である安全保障関連法案に対し衆議院憲法審査会で参考人全員が憲法違反と指摘したことについて「憲法の基本的論理は貫かれていると確信している」と反論した。

 「今回の法整備にあたって、憲法解釈の基本的論理は全く変わっていない。憲法の基本的な論理は貫かれていると確信している」-安倍首相はこのように述べ、先週の衆議院憲法審査会で自民党が推薦した参考人を含む3人の参考人全員が、安全保障関連法案は「憲法違反」との認識を示したことについて憲法違反にはあたらないと反論した。

 安倍首相は、さらに国の存立を全うするために必要な自衛の措置は認められるとした最高裁判決を挙げ、今回の法案は「他国の防衛を目的とするのではなく、最高裁判決に沿ったものであることは明確だ」と憲法違反でない理由を説明した。