アメリカのメジャーリーグ、ニューヨーク・ヤンキースの大型ルーキー、田中将大投手（２５）について、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手（２７）が、ジョークを交え語った。

　ヤンキースの田中投手は、フロリダ州タンパでのキャンプ４日目となった１８日、初日以来となるブルペンに入り３５球の投げ込みを行った。

　一方、メジャー３年目のダルビッシュ投手は、アリゾナ州サプライズでのキャンプでフリー打撃に登板。打者３人に対し１９球を投げ、ヒット性の当たりを許さず順調な調整ぶりを見せた。

　２年間で２９勝を挙げ、メジャーでの日本人投手の価値を高めたダルビッシュ投手。会見では、弟分の田中投手が７年総額約１６０億円の契約を結んだことについて、冗談交じりに語った。

　ダルビッシュ投手「ポスティングシステムはよく分からないですけど、あげ過ぎかなと」

　その上で、田中投手の価値を高めた理由の一つに、プライドを込めてメジャーでのアジア人投手の活躍を上げた。

　ダルビッシュ投手「（メジャーに挑戦した）僕の目的というのが、日本の、アジアの選手の評価を上げるっていうことで来て、その時はどん底でしたから。僕と黒田さんと岩隈さんとアジアでリュウ（韓国）がいたから、（田中投手の移籍を）いろいろ助けることができたと思います」