「２０１４　ＦＩＦＡ　ワールドカップ　ブラジル」で現地時間１８日、南米・チリと対戦した王者・スペインは、まさかのグループリーグ敗退となった。一方、チリのサポーターは、まさかの行動に出た。

　前回大会優勝のスペインは、得意のパス回しをチリに封じられて主導権を握れず、逆に２得点を許して敗退した。スペインの首都・マドリードの街頭につめかけた３万人のファンは頭を抱え、「信じられない」という表情を浮かべる。

　一方、チリの首都・サンティアゴでは、街にサポーターが繰り出し、お祭り騒ぎに。しかし、ブラジル・リオデジャネイロの試合会場では思わぬ騒ぎが起きていた。チケットを持たないチリのサポーター約１００人がスタジアム内に乱入したのだ。

　警備員に行く手を阻まれ、立ち往生するサポーターたち。なだれ込んだ先がプレスセンターだったため、世界中の記者に囲まれながら押し合いへし合いの大騒ぎとなった。ＡＰ通信によると、８５人が警察に拘束されたという。