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【巨人】ルーキー門脇誠 1年目から活躍の理由は『フォーム変更』と『初志貫徹の努力』

2023年5月23日 5:45
【巨人】ルーキー門脇誠 1年目から活躍の理由は『フォーム変更』と『初志貫徹の努力』
1年目から活躍を見せる巨人・門脇誠選手(画像:日テレジータス)
プロ野球巨人のドラフト4位ルーキー・門脇誠選手が15日、CS日テレジータスで放送された『超ジャイアンツ』にインタビュー出演しました。

今季、門脇選手は新人で唯一開幕から1軍に同行。守備では内野の複数ポジションをこなし、球際の強さが光る好プレーを連発。バッティングでは9日、元サイ・ヤング賞投手のDeNA・バウアー投手からプロ初ホームランを記録するなど、攻守でチームに欠かせない存在となっています。

門脇選手は記念すべきプロ初アーチを振り返り「スタメンが4月18日以来だったので、自分としてもチャンスだった。ここで(チャンスを)逃してはいけないという思いだったので、それが結果につながって良かった。(バウアー投手から打てて)誇りだし自信になった]と語りました。

このホームランの裏にはバッティングフォームの変更がありました。「ストレートに差し込まれず、はじき返せるように」という自身の課題克服のため、このDeNA戦から新フォームに挑戦。亀井善行コーチやトレーナーから助言をもらいながら、始動をより早くできるようスタンスを狭めたと言います。

新フォームがさっそく功を奏し「インコースの球を引っ張れたというのは、狙っていない中で反応できている。構え方的にも良かった」と手応えを口にしました。

“ストロング門脇”の原点は主治医の言葉

ルーキーイヤーからの活躍、その基盤となっているのは“体の強さ”です。幼少期は重度のぜんそくに悩まされていたということですが、主治医に「薬をやめて、いっぱい運動しよう」と言われ野球を始めると症状は改善。創価高校1年の夏から創価大学4年の秋まで公式戦116試合、全999イニングにフル出場すると、プロでもキャンプから強じんな体をアピール。首脳陣から「一番練習に食らいついてきた」と絶賛され、原監督からは“ストロング門脇”と命名されました。

門脇選手は自身の“ストロング”な部分について「筋肉量はそんなに多くないので、どちらかというと柔らかさ、ケガをしない体の強さ」と分析。「元々体は硬い方だった。大学に入るときに、プロを目指していく中でケガをしないことが大切なんじゃないかなという思いがあり、ストレッチを継続していくようになった。自分でやろうと決めていることは継続している」と座右の銘でもある“初志貫徹”の努力が実を結んでいることを明かしました。

開幕から1か月が過ぎ、同じ内野手の吉川尚輝選手や坂本勇人選手から大きな刺激を受けていると言います。「吉川さんには優しくしてもらっていて、私生活から守備、バッティングと思ったことは何でも聞いている。坂本さんは結果で示している方。その姿をずっと目に焼き付けていて、自分の中で感じるものが絶対にある。教わったものと自分の感覚をすり合わせることを日々考えている」と良きお手本から日々学びがあることに充実感をにじませました。

直近5試合はすべてスタメン出場し、チームも5連勝。11年ぶりの日本一奪回へのキーマン“ストロング門脇”から目が離せません。