◇MLB ドジャース6-4オリオールズ(日本時間29日、ドジャー・スタジアム)

ドジャース・大谷翔平選手がオリオールズ戦で2安打1本塁打3得点2盗塁の活躍で42本塁打、42盗塁の「42-42」を達成。アレックス・ロドリゲス氏（ヤンキース）以来2人目の記録となりました。

この日、試合前に行われた始球式では大谷選手が自身の愛犬・デコピンとともに登場。マウンドに上がったデコピンがボールを口にくわえ、キャッチャーを務めた大谷選手へ届ける場面がありました。

その後、笑みを見せながらデコピンを抱え上げていた大谷選手。試合後のインタビューで始球式の練習時間を「3週間ぐらい」と明かすと、見事にボールを届けたことについては「僕が緊張していたんですけど、なんとか綺麗に決めてくれてよかったなと思います」と話しました。

試合は初回、相手先発の2021年サイ・ヤング賞のバーンズ投手から大谷選手は第1打席で42号ソロを放ちドジャースが先制するも、2回には守備のミスが続き1-3と逆転されます。それでも3回、1点を返しさらに大谷選手が今季41個目の盗塁に成功すると2塁3塁で4番・ヘルナンデス選手がレフトスタンドへ3ランホームランを放ち、5-3としました。

大谷選手は5回にはファーストゴロでランナーが入れ替わり出塁するとこの日2度目の盗塁を成功させ、さらに相手のエラーで3塁まで進み盗塁数を「42」としました。その後、相手ショートのエラーの間に大谷選手は本塁へ生還しドジャースは6-4と勝利しました。

史上2人目の「42-42」達成となったこの試合を「素晴らしい投手というのはもちろん対戦する前からわかっているので、少ないチャンスをなんとかみんなでものにできるようにしたいなと思っていました」と振り返りました。