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【球団担当が注目】2024年DeNA “進化”へ注目ドラ1がOP戦首位打者 ハマの左腕エース継承と守護神奪回への覚悟

2024年3月25日 11:16
【球団担当が注目】2024年DeNA “進化”へ注目ドラ1がOP戦首位打者 ハマの左腕エース継承と守護神奪回への覚悟
26年ぶりのリーグ制覇を目指すDeNA
昨季、球団史上初の交流戦優勝を果たすなどシーズン序盤から首位に立った三浦大輔監督率いるDeNA。しかし、チームは交流戦以降に失速し、終わってみれば3位。

さらにオフに待っていたのは主力選手の退団でした。エース・今永昇太投手がメジャーリーグのカブスへ移籍。2度の月間MVPを獲得するなど獅子奮迅の活躍を見せたバウアー投手はメジャー復帰を目指しチームを去りました。

その二人に加えて、長年チームを支えたソト選手がロッテへ移籍、エスコバー投手もカブスとマイナー契約を結びました。

今季は“横浜進化”をスローガンに掲げ、26年ぶりのリーグ制覇を狙います。

■ハマの新左腕エース 覚悟のフォーム変更で“進化”

エースとして長年チームを支えた今永投手が抜けた今シーズン。新エースとして期待がかかるのが、開幕投手にも指名されている東克樹投手です。

2018年に11勝をあげ、新人王を獲得した東投手ですが、その後はケガに悩まされるなど苦しむシーズンが続いていました。

しかし昨季、「何かを変えなきゃいけない」という覚悟の元、投球フォームをオーバースローから高校時代に経験のあったスリークォーターに変更。

この変更により、球持ちが向上し、リリースポイントも安定するようになりました。

さらに投球の際の体の使い方自体も変化したことにより、スライダーの変化量や軌道が変化。変化量は約50センチを誇り、投球の軸として威力を発揮。

16勝3敗、防御率1.98の好成績で最多勝&最高勝率のタイトルを獲得するなど大躍進しました。

今季については「しっかりと先発の役割を果たしてチームの柱になれるように結果で示せていければいいかな」と、チームの柱としての臨むシーズンとなります。

■ニュースター誕生なるか 即戦力ドラ1がオープン戦首位打者で猛アピール

今季、チームで最も注目されているのが、ドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手。

元ヤクルトの度会博文さんを父に持ち、秋のドラフト会議では社会人ナンバーワン野手として、3球団が1位で指名しました。抽選の結果、三浦監督がくじを引き当て、チームに加わりました。

即戦力として大きな期待がかかる度会選手。初の実戦デビューとなった2月10日の紅白戦ではタイムリーを含む3安打といきなり結果を残しました。

勢いにのった度会選手は対外試合15試合連続安打、オープン戦では打率.434で首位打者となるなど開幕スタメンへ向け猛アピールを見せました。

実戦で結果を残し続けている理由について、度会選手は、「温かいファンの方がたくさんいて、応援していただいてすごい力になっていますし、そのおかげで打てている。ファンの皆さんのためにもしっかりと活躍して勇気づけられるように頑張りたい」と、ファンの声援が力になっていることを明かしました。

ファンの声援を力に変え、チームに勝利をもたらす一打に期待が高まります。

■守護神奪回で偉業達成か それとも新守護神誕生か

今季、注目されているのがチームの守護神争い。侍ジャパンでも活躍した山崎康晃投手が長年チームのクローザーを担ってきました。

しかし昨季、山崎投手は5月の防御率13.50となるなど苦しむと、シーズン中に守護神から配置転換を余儀なくされました。

山崎投手の配置転換以降、守護神を担った森原康平投手や防御率1点台の安定感を誇るウェンデルケン投手、セットアッパーの伊勢大夢投手などとの競争になる守護神の座。

復活へ向け、山崎投手は1月の自主トレで「僕としては(昨季)全く力になれなかった。今年、このチームで誰よりも成長して自分自身、心を鬼にして追い込んでキャンプ初日からブルペンでチームを引っ張っていきたい」と決意を語りました。

その言葉通り、8キロの減量でキャンプインすると初日からブルペンで精力的に投げ込んでいました。

山崎投手はこれまで通算227セーブをあげていて、名球会入りの条件となる通算250セーブまであと23セーブに迫っています。

守護神奪回の先に待つ偉業達成へ向け、山崎投手は「去年すごい悔しいシーズンを送ったんで、今年守護神に返り咲けるように。そして、250セーブの大台が待っていますので、通過点にできるように頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

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