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五輪3連覇・吉田沙保里が現役引退を発表

2019年1月8日 16:29

オリンピック3連覇の吉田沙保里選手が、現役を引退すると発表した。

女子レスリングの吉田沙保里選手は8日午後、第一線を退き、現役を引退すると発表した。

当時21歳、2004年のアテネオリンピックで、大会初出場にして初優勝を飾った吉田選手は、続く北京、ロンドンとオリンピック3連覇を果たし、世界選手権も含めた世界大会では、16連覇の快挙を達成した。

吉田選手(当時29)「絶対に負けたらダメなんだ、笑顔で終わるんだ、ということを決めて戦いました。世界の舞台で最高の形で終われることは本当に幸せです」

数多くの偉業が称えられ、2012年には女子スポーツ界では3例目となる国民栄誉賞も受賞。さらに個人戦においては、206連勝を果たすなど、霊長類最強女子としてレスリング界を牽引し続けてきた。

しかし、2016年のリオオリンピックでは、前人未到の4連覇とはならず、涙を飲んだ。

吉田選手(当時33)「日本選手の主将として金メダルを取らないといけないところだったのに、ごめんなさい。日の丸の多さや声援もすごく聞こえてきたんですけど、最後自分の力が出し切れなくて申し訳ないです」

その後は選手としての去就は明言せず、日本代表のコーチを兼任しながら若い世代の育成にも取り組んだ吉田選手。午後4時前にツイッターを更新し「ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも沢山の方々の応援とサポートのおかげです」とコメント。10日に引退会見を行う予定。

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