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15歳・張本美和は早田ひなに敗れ涙の準優勝「来年もっと強くなった姿で帰ってきたい」

2024年1月29日 6:16
15歳・張本美和は早田ひなに敗れ涙の準優勝「来年もっと強くなった姿で帰ってきたい」
全日本卓球の女子シングルス準優勝した張本美和選手と優勝した早田ひな(写真:松尾/アフロスポーツ)
◇天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会 女子シングルス(28日、東京体育館)

女子シングルス決勝に進出した15歳の張本美和選手は、早田ひな選手に敗れ準優勝。平野美宇選手が持つ16歳9か月を超える史上最年少での全日本制覇とはなりませんでした。

24日の女子ジュニアシングルスでは大会連覇を果たすも、25日の女子ダブルスでは5回戦で敗れていた張本選手。それでもシングルスでは年上の選手たちを次々と抑え、決勝に進出しました。

迎えた決勝は第1ゲームを接戦で落とすと、その後も早田選手に押される展開となり4-0でストレート負け。試合後のインタビューでも「まさか決勝までこれると思わなかったんですけど、早田選手にはまだかなわないなと感じて、負けた悔しさの方が大きいですし、まだまだだなと感じました」と、時折涙で言葉を詰まらせながら悔しさをにじませました。

張本選手は、2年前の3月に初めて世界ランク624位がつき、現在は日本選手3番手となる14位まで急上昇。

著しい成長を見せる15歳は、「これを機にもっともっと優勝目指したい気持ちが今も芽生えているので、たくさん成長してまた来年もっと強くなった姿で帰ってきたいなと思います」と力を込めました。

また、今大会で2年間にわたるパリ五輪選考レース全日程が終了。シングルス代表は逃しましたが、選考ランキングは、早田選手、平野選手、伊藤美誠選手に次ぐ4番手となり、強化本部の選考による団体戦のメンバー入りの可能性も残しています。
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