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【高校サッカー北海道全力応援】勝利で恩返し誓うJ内定主将「札幌大谷」を応援したい5つのこと

2024年12月26日 6:00
【高校サッカー北海道全力応援】勝利で恩返し誓うJ内定主将「札幌大谷」を応援したい5つのこと
4年ぶり4度目の選手権全国大会へ 札幌大谷.
第103回高校サッカー選手権大会に、北海道174校の代表として出場するのは札幌大谷です。

12月29日の全国大会1回戦では、香川の寒川と県立柏の葉公園総合競技場で対戦予定。

ここからは北海道代表・札幌大谷の応援したい5つのポイントを紹介します。

1.100年以上の歴史を持つ中高一貫校

札幌市に所在する中高一貫校で、1906年に女子校として創立されました。サッカー部は男女共学となった2009年に設立され、今年で創部16年目。OBには現カターレ富山の大山武蔵選手がいて、他競技でも五輪3大会出場のアイスホッケー女子日本代表・藤本那菜選手などアスリートを輩出しています。

2.モットーは『人とボールが動く自由なサッカー』華麗な得点集団

大切にするのは「ボールを奪われない、逆に奪う、常にゴールを目指す」という原則。細かくパスをつないで崩したり、フィジカルで勝負したり…ピッチ上では選手たちに考えさせることで、多彩な得点パターンを生み出してきました。プリンスリーグ北海道ではリーグトップの53得点、FW簗詰夕喜選手(3年)が得点王、MF松本陽翔選手(3年)がアシスト王に輝きました。

3.道内強豪校から逆転勝利 4大会ぶり4度目の全国へ

11月に行われた選手権北海道大会決勝では、道内強豪の旭川実業と対戦。開始早々に先制を許しますが、前半20分に森詩音選手(3年)、前半32分に真浦劉選手(3年)がゴールを決め逆転。途中出場のエース簗詰選手も終盤にゴールを決め、3対1で勝利。

4大会ぶり4度目の全国の切符を手にしました。選手権全国大会での目標は「ベスト8以上」です。

4.これぞスペイン流!?完全分業の指導体制

二度スペインでの短期コーチ留学経験のある就任3年目の清水隆行監督。指導法は少し独特です。

技術面の指導は丸谷智明コーチを中心に各コーチに一任し、自身はチームマネージメントに重きを置いています。「僕1人で全てはできないけど、各々が仕事をしっかりすれば良いチームになりますから」。

試合中も前に出て指示を出すのは丸谷コーチ、ベンチで交代の差配や戦術面を構築するのが清水監督と“完全分業制”で全国の舞台を戦います。

5.来季FC今治加入内定の主将「支え続けてくれた家族のために」

チームの中心は、1年生からスタメンのキャプテン・笹修大選手。すでに来季JリーグFC今治への加入が内定。フィジカルの強さと足元の技術に加え、冷静な判断力に長けています。

チームメイトからの信頼も厚く、「ピッチ上の監督」と評されています。

キャプテン・笹選手を支えてきたのは一家の大黒柱である母・奈緒美さんと、食事管理をする祖母・美知子さん。

183センチ77キロという恵まれた体格は「おばあちゃんがいたからつくられた」といいます。また美知子さんは孫の試合をほぼ全て観戦し、試合展開やポイントを独自のサッカーノートに書きこんではアドバイスを送ってきました。

「おかあさんにも、おばあちゃんにも全国舞台を楽しんでほしい。絶対に勝って終わりたい」と笹選手。最高の仲間と共に、家族への恩返しとなる勝利を誓います。

(取材・文 高校サッカー選手権民放43社 / 札幌テレビ)

最終更新日:2024年12月26日 6:00