パリパラリンピックで2冠を達成した水泳の木村敬一選手ら9名が母校である筑波大学付属視覚特別支援学校で報告会を行いました。

5大会連続でのパラリンピック出場となった木村選手は、今年9月のパリ大会、全盲クラスの50メートル自由形で日本新記録をマークし優勝すると、さらに100メートルバタフライでは大会新記録で優勝し圧倒的な強さで2冠を達成しました。

パラリンピック通算10個のメダルを獲得した木村選手は集まった後輩たちに向け、「僕たちはこの学校を卒業できて本当によかったと思っている。それはなぜかというと、色んなことをやらせてもらえるチャンスが沢山転がってる。変な話、僕らの家族や親は、目が見えないからそこまで出来ないって言ってくることもある。家族は僕らに無理をさせない。でもみなさんは家族が思ってるよりやれることが沢山あると思うし、それをやらしてくれるのがこの学校だと思う。みなさんもこの学校の力を存分に借りて自分がやりたいと思ってることに向かって思いっきり挑戦してほしい」とエールを送りました。