「力があればしっかり抑えることができた」巨人・横川凱 味方のエラーを責めず自身の力不足と語る
◇プロ野球セ・リーグ DeNA13-4巨人(2日、横浜スタジアム)
1回3失点で降板となった巨人の先発、横川凱投手。試合後には「流れを断ち切ることができなかった。それが失点につながってましたし、チームが負けることができない状況で申し訳ないなという気持ちです」と語りました。
初回、先頭打者の関根大気選手にヒットで出塁されると、続く桑原将志選手への6球目を投げる前に、塁から離れていた関根選手をうまくけん制で挟み込みます。しかし、ここでセカンドの門脇誠選手がファーストの秋広優人選手から送られたボールを落としてしまい、タッチできず、関根選手には2塁セーフを与えてしまいました。
それでも、横川投手は「(自分に)力があればしっかり抑えることができたと思うんで、そこは自分の力不足だと思いますね」とエラーした味方を責めることはしませんでした。
報道陣からの質問に真摯(しんし)に向き合い、落ち着いた応答をしていた横川投手ですが、中継ぎ陣、そして、野手ながらも8番手として登板した北村拓己選手について話が及ぶと、声を震わせる場面も。
「北村さんもそうですけど、中継ぎの人たちに、(田中)千晴さんに3イニングも投げさせてしまって、申し訳ない気持ちが・・・すごくチームに(対して)あるので、なんとかまた、力をつけてやっていきたいなと思います」
横川投手は高卒5年目の23歳。今季は19試合に登板し、4勝7敗、防御率は3.72という成績を残しています。今回の登板を糧にさらなる成長を目指します。