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異常な“セ・リーグ防御率” トップ大瀬良大地『0.88』 規定最下位の大竹耕太郎でさえ『2.45』 好投は必須条件か?

2024年7月15日 8:21
異常な“セ・リーグ防御率” トップ大瀬良大地『0.88』 規定最下位の大竹耕太郎でさえ『2.45』 好投は必須条件か?
左から東克樹投手、才木浩人投手、大瀬良大地投手、山崎伊織投手、小笠原慎之介投手(C)YCB
シーズンも折り返したプロ野球。その中で“異常な数値”となっているのが、セ・リーグの防御率タイトル争い。

1位の大瀬良大地投手(広島)は、92回を投げ自責点わずか9で防御率は0.88。そして2位才木浩人投手(阪神)から6位床田寛樹投手(広島)までが1点台。さらに規定投球回で最下位の11位である大竹耕太郎投手(阪神)も2.45。

この11投手は全員6イニング以上を投げ、自責点を3以内に抑えるクオリティ・スタート(QS)は、現時点で10試合以上を達成。QS率も70%を超え、好投手の指標である数値をたたき出しています。また大竹投手の2.45は、9イニングに換算すると、7回を投げ自責点2以内に抑える2.57を上回る値になります。

また防御率2.19の村上頌樹投手(阪神)は3勝6敗、防御率2.25の小笠原慎之介投手(中日)は4勝6敗、九里亜蓮投手(広島)は4勝5敗と、2点台前半の3投手が勝敗では負け越し。好投するピッチャーが多数存在している今季は、先発投手の白星を挙げるハードルが上がっています。

【セ・リーグ防御率】※7月14日終了時点
 1位 0.88 大瀬良大地(広)
 2位 1.12 才木浩人(神)
 3位 1.62 森下暢仁(広)
 4位 1.69 山崎伊織(巨)
 5位 1.80 東克樹(De)
 6位 1.82 床田寛樹(広)
 7位 2.17 戸郷翔征(巨)
 8位 2.19 村上頌樹(神)
 9位 2.25 小笠原慎之介(中)
10位 2.41 九里亜蓮(広)
11位 2.45 大竹耕太郎(神)