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「オリンピックって良いなって聞けたのが一番うれしかった」萩野公介がかつてのライバル・瀬戸大也の泳ぎを振り返る

2024年8月3日 16:50
「オリンピックって良いなって聞けたのが一番うれしかった」萩野公介がかつてのライバル・瀬戸大也の泳ぎを振り返る
競泳の瀬戸大也選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇パリオリンピック2024 競泳 男子200m個人メドレー決勝(大会8日目=日本時間3日、ラデファンス・アリーナ)

リオオリンピック金メダリストの萩野公介さんが、競泳・男子200m個人メドレー決勝に出場した瀬戸大也選手のレースを振り返りました。

2016年リオオリンピックで銅メダルを獲得して以来のメダル獲得を懸け、200m個人メドレー決勝に挑んだ瀬戸選手は、1分57秒21で7位。惜しくもメダル獲得とはなりませんでした。

そんな瀬戸選手の泳ぎを、かつてライバルとして戦った萩野さんは「本人の口から『力んだ』って言葉がありましたし、でもそれって多分メダルを狙うからこそで、実際にメダルを取ったライバルの選手を見てると、別に(瀬戸)大也がそうじゃないっていうわけじゃないけど、やっぱりみんな素晴らしいレースをしてたし、その中で良い結果、悔しい結果っていう選手が出てしまうっていうのがオリンピック、スポーツなので。(瀬戸選手も)120%出し切ったという風に言ってましたし、なによりもメダルを獲得した選手が素晴らしかったっていう、その一言に尽きるかなと思います」と振り返りました。

さらに続けて、瀬戸選手から「出し切った」という言葉があったことについて「出し切ったなと思いますし、僕個人としてはこういう舞台で泳ぐことが出来て、支えてもらった人に感謝っていう気持ちが瀬戸選手の中で一番強いのかなって。悔しいっていう気持ちが一番だけど、ここに来るまでの日々とかいろいろあったと思うので『やっぱりオリンピックって良いな』って聞けたのが一番うれしかったですよ。本当にその言葉が瀬戸選手の今後の人生を大きく支えていくし、変わっていくと思う」と話しました。