サッカーAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に出場中のサンフレッチェ広島が、準々決勝第1戦のライオン・シティ・セーラーズ戦(シンガポール)にて出場停止の選手を起用したため、没収試合となり0ー3の敗戦となりました。

2024-25シーズンから新設された今大会、広島はグループステージ首位通過、トーナメント1回戦快勝と勢いに乗り、5日にホームで準々決勝へ。試合は広島のゴールラッシュで6-1と快勝し、ベスト4進出へ大きなアドバンテージをつかんでいました。

しかし、試合には先月加入したばかりのヴァレール・ジェルマン選手が途中出場。2024年3月11日にAFC規律・倫理委員会により決定されたAFCクラブ競技会における3試合の出場停止処分の未消化により、今大会への出場資格を有していない状態でした。

このためAFCは8日、広島が出場停止の選手を起用したとして試合を没収試合に。記録も6ー1の勝利から0ー3の敗戦へ改め、さらに罰金（USD1000）と準々決勝における参稼報酬の支払いを半額にする処分を決定。

クラブは今回の件について公式ホームページを通じ、「今回の事案について確認が不十分であったため、出場停止対象者を出場させてしまったことについて、皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今後このような事態が起きぬよう、再発防止に努めると共に、関係各所と連携して取り組んでまいります」とコメントしています。

広島は12日にアウェーでの第2戦。圧倒的なアドバンテージから一転、3点差のビハインドという厳しい状況で準決勝進出を目指すことになります。