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巨人2軍 井上温大がキレのあるまっすぐで6回2安打6奪三振 コースうまくついたピッチング

2022年6月10日 16:11
巨人2軍 井上温大がキレのあるまっすぐで6回2安打6奪三振 コースうまくついたピッチング
6回2安打6三振無失点だった巨人の井上温大投手
プロ野球イースタン・リーグ 巨人2xー1日本ハム(10日、ジャイアンツ球場)

井上温大(はると)投手は、育成から支配下への復帰を目指す3年目の左腕です。2019年のドラフト4位で入団したものの、昨年5月に左肘頭を骨折し手術。その年の11月に育成契約となりました。

この日は、140キロ台のキレのあるまっすぐをうまく内外に投げ分け、変化球を織り交ぜる素晴らしい投球。

初回は2四球を与えたものの、無失点で切り抜け、2回にはこの回先頭の佐藤龍世選手を変化球で見逃し三振に切って取ると、続く清水優心選手もインコースへのまっすぐで見逃し三振を奪いました。

さらに有薗直輝選手はフルカウントから、高めのまっすぐを振らせる空振り三振で3者連続三振となりました。これには日テレジータスの解説を務めた荒木大輔さんも「まっすぐは1軍で見てみたい」と思わずうなるほど。

その後の井上投手は、3回と4回には先頭打者をヒットで出しますが、後続を断ち切り、無失点に抑えています。4回に中田翔選手の先制タイムリーで勝ち投手の権利を得た井上投手。6回85球を投げ、被安打2、奪三振6、与四死球3、失点0でマウンドを降りました。

支配下選手契約ができる期限は7月31日まで。井上投手はこの期限を前に大きくアピールする登板となりました。

巨人は9回に沼田翔平投手が1失点で、追いつかれてしまい、井上投手の勝ちは消えましたが、そのウラに北村拓己選手が、1アウト1、2塁からタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを決めています。
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