J1最多186点目 C大阪大久保、復帰弾
27日、明治安田生命J1リーグ第1節、セレッソ大阪対柏レイソルがヤンマースタジアム長居で行われました。15年ぶりに古巣セレッソに復帰した大久保嘉人選手(38)が自身が持つJ1最多得点記録を186に更新しました。
大久保選手は2001年にプロキャリアをセレッソ大坂でスタートすると、2004年に初の海外挑戦となるスペイン1部マジョルカへ移籍しました。2006年に再びセレッソに復帰すると、その後はヴィッセル神戸、ドイツ1部ヴォルフスブルク、川崎フロンターレなどに所属し、今季から15年ぶりにC大阪に戻ってきました。
大久保選手はスタメン出場、しかし試合序盤は柏ペース。前半1分に右からのクロスに呉屋大翔選手(27)がボレーシュート。2分にも再び呉屋選手が今度は左サイドからのクロスに合わせるなどピンチは続きます。
それでもセレッソは前半28分、坂元達裕選手(24)のコーナーキックからゴール前で混戦となり最後は瀬古歩夢選手(20)が押し込みゴール。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、直前のプレーで丸橋祐介選手(30)にハンドがあったと判定、ノーゴールになります。
前半35分には、ディフェンダーの背後へ抜け出した大久保選手を上島拓巳選手(24)が後ろから倒したため、レッドカードで退場。前半で柏は10人での戦いとなります。そして前半42分、大久保選手の待望の瞬間が訪れます。
右サイドバックの松田陸選手(29)がニアサイドに速いクロス。そこに飛び込んだ大久保選手がヘディングでゴール左隅に流し込みゴール。自身の持つJ1最多得点記録を更新する186点目となるゴールを決めます。
セレッソは後半終了間際にも坂元選手がゴールを決め、開幕戦を2対0と勝利で飾りました。
写真:長田洋平/アフロスポーツ(写真は2020年12月)