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NZ代表バレット決勝トライで開幕6連勝

2021年4月3日 22:03
NZ代表バレット決勝トライで開幕6連勝

3日、東京・秩父宮ラグビー場で行われたラグビートップリーグ第6節のサントリー対クボタ。ここまで両チーム開幕5連勝と、レッドカンファレンスの全勝対決となった一戦は、両チーム一歩も譲らない大熱戦となりました。

サントリーは6対7で迎えた前半25分、クボタ陣内深くまで攻め込むと、ニュージーランド代表で世界最優秀選手にも選ばれたことがあるボーデン・バレット選手(29)が左サイドへ正確なキックパス。空中での競り合いの末、こぼれたボールを尾崎晟也選手(25)が拾ってトライ。11対7と逆転に成功します。

さらにサントリーは前半34分にショーン・マクマーン選手(26)がトライをあげると、直後の前半37分、またもバレット選手がキックで得点を演出します。センターライン付近でペナルティーを奪うと流大選手(28)がタップキックから速攻。ボールを受けたバレット選手が右サイドの空いたスペースに蹴りこみ、最後は走りこんだ尾崎選手が再びトライ。前半は23対7、サントリーリードで終えます。

迎えた後半、サントリーは後半12分にバレット選手のペナルティーゴールで19点差にリードを広げますが、そこからクボタが反撃を見せます。後半14分、トゥパ・フィナウ選手(31)が走りこんでトライをあげると、後半18分には連続攻撃から山崎洋之選手(23)がトライ、さらに後半29分にもモールを押し込んでフィナウ選手がこの日3つ目となるトライをあげ、3連続トライで26対26と同点、試合は振り出しに戻ります。

同点のまま試合時間残りわずかとなった後半38分、サントリーは連続攻撃で攻め込むと右に展開。途中出場の田村煕選手(27)のパスが走りこんだバレット選手に渡ると、2人を抜き去り鮮やかなトライ。自らコンバージョンキックも決め、33-26。サントリーが全勝対決を制し、開幕6連勝を飾りました。

バレット選手は前節のトヨタ自動車戦でも同点で迎えた試合終了間際にペナルティーゴールを決めて勝利に貢献。この日も終了間際に決勝トライを決め、2戦連続で決勝点を奪う活躍を見せました。


写真:アフロ