今季初Jクラブとの練習試合 最終盤に新戦力がゴール J2甲府 静岡での1次キャンプが終了 山梨
Jクラブを相手に、ここまで積み上げてきたものを出せるか注目が集まった一戦。テーマに「精度と強度」「無失点」を掲げた甲府は、1本目に新戦力4人を起用しました。
連動性ある攻撃で何度もチャンスを作り出し、MF中山陸が中央を持ち上がると、新加入のMF田中雄大のワンタッチパスからFW三平和司が合わせ、ゴールネットを揺らしましたが、オフサイドに。
それでも大塚真司監督が目指す「人と人がつながるサッカー」を示しました。
FW宮崎純真選手
「点こそ取れなかったが、うまく崩せるシーンはあった。試合前に話していた通りに入れた」
2本目は押し込まれる時間が続くものの、集中した守備で要所を抑えてゴールを割らせません。
DF小出悠太選手
「チームが一枚岩となって守れた。自分個人としてはチームのやり方や個人の特徴をつかめてすごくいい1次キャンプだった」
すると、メンバーを大幅に入れ替えたラスト3本目の最終盤。MF小林岩魚が左サイドからクロスを上げると、キャプテンマークをつけた大卒2年目のFW村上千歩が逆サイドでシュート。こぼれ球を新戦力のFWマテウス・レイリアが押し込み、1-0(0-0、0-0、1-0)。甲府は最後まで勝負へのこだわりを見せました。
大塚監督
「1対0で終えられたことはことしのチームにとって大きな(収穫のある)時間。ピッチの中での選手同士のコミュニケーションの多さ、それによって苦しい時間も耐えてもう一回自分たちの時間に持っていったのがよかった」
甲府は24日から宮崎県綾町での2次キャンプに入ります。