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青学・若林宏樹「上からですけれど...(笑)」途中棄権の太田蒼生の今後にエール 仲間も果敢なレースに「彼らしい」 東京マラソンは沿道で仲間に声援

2025年3月4日 10:56
青学・若林宏樹「上からですけれど...(笑)」途中棄権の太田蒼生の今後にエール 仲間も果敢なレースに「彼らしい」 東京マラソンは沿道で仲間に声援
青山学院大学の若林宏樹選手が同期の太田蒼生選手の初マラソンを応援
東京マラソン2025(2日、東京都内)

東京マラソンが2日に行われ、青山学院大学4年生の太田蒼生選手は果敢なレースをみせましたが、低体温と低血糖により、途中棄権となりました。

2時間2分台のペースで走る先頭集団に対して、日本人で唯一ついた太田選手。「限界にチャレンジする意味でもある」と世界を肌で感じるためにあえてその選択をしました。

太田選手に沿道から声援を送ったのが同学年の若林宏樹選手ら部活の仲間や太田選手の友達です。

4年間苦楽をともにした若林選手は、大学卒業で競技引退。それでも先月2日の別府大分毎日マラソンでは、2時間6分7秒の学生記録を樹立。その後、同月の大阪マラソンで1学年後輩の黒田朝日選手に学生記録を2秒更新されましたが、本当に引退するのかと思わせる初マラソンを披露しました。

「普段は応援される側」と話す若林選手は、沿道に「慣れない」と話し、太田選手の通過を待ちます。「気が付いてほしい。恥ずかしいですけれど、リラックスできる声をかけたい」と話しつつも、「正直超えないでほしい」と笑顔を見せます。

そしてチームメートが待つポイントで、「蒼生、がんばれー!」の声が響くと、振り返る太田選手の姿が。そのまま中間地点ではハーフマラソンの自己記録で1分以上速い1時間1分19秒で通過。しかしその後はペースダウンし、28キロ過ぎに第2集団にのみこまれます。30キロから35キロのラップは18分を超えるなど、初マラソンは36キロ付近で途中棄権となりました。

それでも仲間たちは、「彼らしい走り。4年間ずっと見てきて攻めたレースをする姿はかっこよかった。今回は納得いかない結果かもしれないですけれど、まだまだこれから太田はやってくれる」とエール。

若林選手は、「太田らしい走りといいますか、攻めの走りをしてくれたなと思います。いい経験になったんじゃないかと思いますので、これを糧に陸上生活を頑張ってほしい。上からですけれど(笑)」と自身の記録を超えられなかったことにニヤリ。

そして改めて、「本当に続けないです、本当に終わりますんで」と現役続行を否定しつつ、「応援は楽しかった。いつも応援される側だったので、応援されることに対してのありがたみを感じましたし、これからも“青学”を応援したい」と話しました。
最終更新日:2025年3月4日 10:56
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