「まだまだやれる」 新加入のアタッカー2人が計4得点に絡む活躍 J2甲府 今季初の練習試合 山梨
甲府のフォーメーションは昨季と同じ3-4-2-1。1本目には新戦力6人が起用され、2列目にはFW大島康樹、MF田中雄大の新加入コンビが入りました。
甲府は立ち上がり、MF小林岩魚のクロスにFW内藤大和がヘディングで合わせるなどチャンスを作りました。
しかし、9分にサイドでボールを奪われると、岳南に強烈なミドルシュートを決められ、先制を許しました。
それでも甲府は大島がドリブルで持ち上がってチャンスを作り、MF平塚悠知がミドルシュート。わずかに枠を外れましたが、新加入の2人が攻撃を活性化させました。
さらに新加入の田中がヘディングシュートを放ちますが、惜しくも枠は捉えられず、1本目は0-1で終了しました。
1本目から8人を入れ替えて臨んだ2本目は、開始わずか1分、左サイドからのクロスに田中が競ると、オウンゴールを誘い、1点を返しました。
3分後には右サイドのFW村上千歩のクロスを田中が冷静に流し込み、追加点に。期待の新戦力が高い実力を見せつけました。
田中選手
「得点に関わることが自分としての目標。点を取る感覚を常に持ちながらやっていきたい」
その後、1点を失いますが、22分には途中出場の大卒ルーキー、MF熊倉弘達が右足で豪快なミドルシュートを蹴り込みました。
最終3本目も終盤、熊倉が冷静にゴールを挙げ、この日2点目。新加入アタッカーが活躍を見せ、4-2(0-1、3-1、1-0)で今季初の対外試合を終えました。
熊倉選手
「ゴールに絡めてよかったが、まだゴールに関われるシーンはあった。そこは改善する部分。(コンディションは)ちょっとずつ上がってきているが、まだまだやれるとみんなには思っておいてほしい」
現地には約200人のサポーターが詰めかけました。
甲府は1次キャンプ最終日の21日に、Jクラブとの今季初のトレーニングマッチとして、J3・松本山雅FCと対戦する予定です。