◇プロ野球オープン戦 広島 7ー2 巨人(23日、沖縄・那覇)

巨人・阿部慎之助監督が、オープン戦2戦目の広島戦を振り返りコメントしました。

丸佳浩選手や吉川尚輝選手などの主力に加え、話題の新助っ人・キャベッジ選手も4番で起用されるなど注目のスタメンとなったこの日。投手陣の乱調やバッテリーエラーなどで失点を重ね、「2ー7」で敗れました。

その中でも「1番・DH」で出場し「2打数1安打」をマークした丸選手について、阿部監督は「いい調整をしてきてくれているという風に感じました」と評価。この日が初実戦となった期待を寄せる新戦力・キャベッジ選手については「実戦向きだと思っています」とし「今日も初めて見るピッチャーの初球、ファーストスイングからボールを捉えられていた」と評価しました。

さらに、2安打を放った浅野翔吾選手についても「しっかりスイングして結果を出している」と評価した阿部監督。しかし浅野選手の守備については「レフトフライを追っていって後ろを向いているのに、横にボールを落とすというシーンがあった。この外野の守備力、守りを意識していかないと、1軍には残れない」と競争の激しい外野手争いへ、厳しいコメントも残しました。

また、2番手でマウンドにあがり「3回5失点」と苦しい結果となった西舘勇陽投手には「ローテーションを争うピッチャーという自覚を持って、内容をよくしていかなければいけない」とコメント。今後に向けての期待を寄せました。

巨人は明日24日にロッテと対戦。阿部監督はこの試合に、今季楽天から加入した田中将大投手が登板予定であることを明かしました。キャンプ初日から投球フォームの改良を行い、その進化に期待がかかる田中投手。阿部監督は「これまでやってきたことをバッターが立った中でも意識しながら、投げる感覚をよくしていってほしいです」とコメントしました。