西武若林は新韋駄天 両リーグ最速20盗塁
22日、メットライフドームでプロ野球・西武対日本ハムが行われ、西武のルーキー・若林楽人選手が両リーグ最速で20盗塁を決めました。
若林選手は50メートル5秒8と俊足を生かし、22日の試合前時点で両リーグトップの17盗塁。さらに打率は2割7分5厘とルーキーながら西武打線の1番を担っています。
その若林選手はこの試合も1番・センターでスタメン出場。すると初回、日本ハムの先発・バーヘイゲン投手の8球目のスライダーを見極めフォアボールで出塁します。続く2番・源田壮亮選手への初球で走り、今季18個目の盗塁を成功させました。
19個目の盗塁を決めたのは5回。1アウト・ランナーなしの場面で、若林選手はレフトへのヒットで出塁します。またも続く2番・源田選手への初球で走り見事成功。その後、若林選手はデッドボールとフォアボールで3塁に進むと、5番・栗山巧選手がタイムリーを放ちチームの4点目としてホームインしました。
そして両リーグ最速で20盗塁目を決めたのは7回でした。先頭打者で打席に立つとレフトへヒットを放ち出塁します。続く2番・源田選手が犠牲バントを決め2塁に進塁。その後2アウトとなって4番・中村剛也選手への初球でした。日本ハムの3番手・宮西尚生投手のタイミングを完全に盗み、3塁へ盗塁を成功させました。
試合後、若林選手は「こんなに走れるとは自分でも思っていなかったですけど、試合を重ねていくうちにどんどん盗塁も成長できているのかなと思うので、これからも謙虚に走り続けられればいいなと思います。(盗塁のコツは)とにかく力まずに思いっきり走ること」と語りました。