会見拒否の大坂なおみ 約165万円の罰金
テニスの四大大会、全仏オープン女子シングルス1回戦でルーマニアの選手を相手に、2-0のストレート勝ちを収めた世界ランキング2位の大坂なおみ選手(23)。試合後、表明していた通り記者会見を拒否しました。
大坂選手は27日、SNSを更新し、「これまで何度もアスリートの心の健康に配慮がないと感じていた。以前に何度もされた質問を受けたり、私たちの心に疑問が生じるような質問をされたりした。私を疑う人々に自分をさらすつもりはない」と、全仏オープンでは記者会見に応じない意向を示していました。
全仏オープン1回戦終了後に会見に応じなかった大坂選手に対し、大会主催者側は、大坂選手に1万5000ドル(約165万円)の罰金を科すことを決定。さらに各四大大会の主催者が連名で「メディアの義務を無視し続けるならば、より実質的な罰金と今後のグランドスラム出場停止につながる可能性がある」と発表しました。
試合後、大坂選手はSNSに「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」と投稿しています。
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ