朝乃山 6場所出場停止で大関陥落
日本相撲協会は11日臨時理事会を行い、大相撲の大関・朝乃山が外出禁止期間中にキャバクラに繰り返し出入りしていたうえ、事情聴取でうそをついたなどとして「6場所出場停止」「報酬減額(6か月50%)」の処分を下したことを発表しました。これにより、朝乃山は大関陥落が確実となりました。
協会によりますと、朝乃山は今年1月の初場所前から5月の夏場所前にかけての外出禁止期間中に計10回キャバクラに出入りし、また去年11月場所から今年にかけて3回会食を行うなど、協会が定めた感染対策のガイドラインに違反していました。
さらに、協会の事情聴取を受けた際に、同行していたスポーツ記者と口裏合わせをし、隠蔽工作を行ったということです。
取材に応じた尾車コンプライアンス部長は、「大関で模範にならなきゃいけない地位であることが大きいし、彼は虚偽の報告をした。これは一番いけないことで、この2つが6場所出場停止の処分でも致し方ないということになりました」とコメント。
また、11日に行われた臨時理事会で朝乃山は、「本当に相撲協会に、相撲ファンの皆さんに迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪をしたということです。
写真:日刊スポーツ/アフロ