初“兄妹で金”獲得“姉妹で金”に期待も
25日、柔道の阿部一二三選手、詩選手が兄妹で金メダルを獲得しました。日本柔道史上初となる男女のきょうだいそろって“同じ日”に金メダルを獲得する快挙を達成しました。しかも、2人ともオリンピック「初」出場でした。初めてずくめの兄妹メダルでした。
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■“きょうだいメダリスト”過去にも
夏のオリンピックの同じ大会で、きょうだいメダリストを調べると過去にもありました。
1968年のメキシコ大会では、ウエイトリフティング(男子フェザー級)三宅兄弟がいました。弟の義行さんは、現役引退表明した三宅宏実さんの父になります。兄弟での同じ階級の金と銅を獲得。同じ表彰台に上りました。
次に1996年のアトランタ大会では、柔道の中村兼三さんと行成さんの兄弟が、金と銀メダルを獲得しました。レスリングの伊調姉妹は、2004年のアテネ大会と2008年の北京大会の2大会連続で、金と銀メダルを獲得しました。そして、2012年のロンドン大会では、体操男子の田中兄弟が団体総合に出場し、銀メダルとなりました。
■初「兄妹で金」の快挙「姉妹で金」に期待も
これまでは、きょうだいで金と銅メダル、金と銀メダルなどでしたが、今大会で初めて、兄妹で金メダルを獲得するという快挙となりました。そして、今大会では、ほかにも姉妹のメダルに期待がかかっています。レスリングの川井梨紗子選手と友香子選手が「姉妹で金」を目指しています。
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ラグビー日本代表・稲垣啓太さんは、ラグビーを始めるにあたり、兄弟の影響があったということです。兄がラグビーを始めていなければ、稲垣さん自身もラグビーをすることはなかったといいます。きょうだい、姉妹、あるいは家族で、オリンピックの舞台に立つということは、考えられないほど凄いとの思いを語りました。
(2021年7月26日午後4時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)