橋本大輝「また成長できた」鉄棒でも金
◆3日、東京五輪・大会12日目・体操男子種目別鉄棒・決勝、東京・有明体操競技場
東京五輪体操男子種目別鉄棒の決勝に、北園丈琉選手と橋本大輝選手が出場しました。
橋本選手は、高難度の技をミスなく成功させ、15.066点の高得点で金メダルを獲得しました。個人総合でも金メダル、団体では銀メダルを獲得している橋本選手。計3つのメダルで東京五輪を終えました。
北園選手は2度の落下があり、12.333点で6位入賞となりました。
以下、演技後の選手のコメント。
◆橋本大輝選手
「落下している選手が多く、(他の)選手が攻めてきている中で自分はいつも通りを出すだけになってしまった。でもその結果、しっかり(演技を)通しきれて金メダルを獲得することが出来たのは大きな経験になった。最後着地が止まって本当に良かったと思った」
─風格も漂う着地
「最後は絶対に着地勝負になってくると思ったので、気持ちを引き締めて最後止めにいったので、止まって本当に良かった」
―内村航平選手も喜んでいるのでは
「航平さんをずっと目標にしてやってきた。まだ超せているのか分からないが、早く追いついて、超せるように頑張りたい」
─大会を通して
「団体でも金メダルを取りたかったが、それ以上にこの大舞台でミスなく演技を出来たというのは今後の体操人生に大きく生きてくると思う。今大会を通じてまた成長できたと感じた」
─これからは追われる立場
「世界チャンピオンとして気持ちをおごらず、しっかり自分の理想の演技を突き詰めて、また世界一を取り続けていきたい」
◆北園丈琉選手
「自分の演技だけに集中して、最後の舞台を楽しんでやりきろうと思っていたが、やはり悔しい思いがある。周りの人に支えてもらってここまで来られたので、パリ(五輪)で必ず、結果で恩返ししたい」
写真:ロイター/アフロ