バスケ「試合の方がラク」銀獲得の舞台裏
東京五輪・バスケットボール女子の決勝でアメリカに敗れるも、銀メダルを獲得し男女を通じ、日本初の快挙を成し遂げた女子代表。9日、メダリスト会見を行い、東京五輪までの道のりと、チームへの感謝の思いを語りました。
▽以下、監督と選手の主な会見内容
■ホーバスHC(ヘッドコーチ)
――メダル獲得から一夜明けて
「金メダル目標だったから、きのうはちょっと悔しかったんですけど、みんなの顔を見て、銀メダルでも本当にうれしいです」
――東京五輪までの指導について
「日本のレベルも絶対上がったかなと思って、これからも楽しみです。みんな本当にまじめな選手たちでチャレンジさせた方がいいと思って、力をどう出すかチャレンジさせた。しつこく同じことを何回も言ったら覚えてくれるかなと思った」
「(金メダル獲得の)アメリカが、この厳しい練習をしたら、できないかもしれない。でも、日本のみんなは本当に厳しいことを言っても彼女たちは聞いてやってくれる。最高です。この結果が出せて、日本の女子バスケのレベルが上がって、これから面白いと思うし、楽しみです」
■センター・高田真希主将
――ホーバスHCについて「正直練習はきついです。体力的な部分もそうですけど、フォーメーションもたくさんの量があるので、頭を使うこともすごく大変です。厳しい面もありますし、すごく細かいところが他のコーチと違うところだと思う」
「『細かいところをやらないと勝てないよ』と言われるので、今回戦ってみて、こういうところが大切だと思うし、細かいところを見てくれているからこそ、試合で結果としてあらわれたと思う」
「練習中はすごくしんどいですけど、練習がしんどくて試合の方がラクだと思わせてくれるのは初めての感覚」
「監督は就任当初から『金メダル獲得』と、ずっと言い続けてくれたので、それを自分たちは信じて、その期待に応えたいというのが全選手あった、それがここまで活躍できたきっかけだと思う。すべてにおいていいヘッドコーチだと思う」
■ポイントガード・町田瑠唯選手
――ホーバスHCについて
「厳しいコーチだと思うけど、誰よりも選手を信じてくれているし、チームの力を信じてくれているので、それがチームに伝わっていて、みんなが1人1人、自信を持ってプレーが出来たので、すごくいいコーチだと思う」
写真:日刊スポーツ/アフロ
※高田選手の「高」は、はしごだかですが機種依存文字のため「高」で記載しております。