【大会6日目】岡慎之助が金メダル獲得で体操男子個人総合日本勢4連覇 メダルランキングは1位→3位
■体操男子で新王者誕生 20歳の岡慎之助が金メダル 日本勢4連覇達成
オリンピック初出場の岡選手は第1種目のゆかで5位につけると、第2種目のあん馬で暫定首位に立ちます。
続く第3種目のつり輪でも首位をキープ。第4種目の跳馬では順位を2つ落として3位となりますが、第5種目の平行棒で再び首位に浮上すると、第6種目の鉄棒でも安定した演技を見せ、86.832で暫定首位に立ち、第5種目まで3位につける中国の張博恒選手の演技を待ちます。
14.866を出せば逆転される中、張選手にミスが生まれ、わずか0.23差で岡選手の金メダルが確定。
これによりロンドンオリンピックの内村航平選手の金メダルから続き、リオオリンピック、東京オリンピック、パリオリンピックと日本勢が個人総合で4連覇を果たしました。
■東京五輪王者に残り4秒で合わせ技一本で敗れるも初出場の村尾三四郎が銀メダル獲得
決勝で東京オリンピック金メダリストのラシャ・ベカウリ選手(ジョージア)と対戦した村尾選手。
開始59秒で技ありを奪うと、その後もベカウリ選手の攻撃をしのぎながらも、チャンスをうかがいます。しかし、残り1分20秒の場面で技ありを奪われ追いつかれます。
それでも攻め続ける村尾選手。しかし、残り4秒の場面で再び技ありを奪われ、合わせ技一本で敗戦。初めてのオリンピックで銀メダルを獲得しました。
この日、金メダル1個、銀メダル1個を獲得した日本は、合計のメダル数が15個(金8個、銀3個、銅4個)となりました。
しかし、金メダルの個数が最も評価される「メダルランキング」では、この日、3個の金メダルを獲得した中国や、金メダル3個を含む8個のメダルを獲得したフランスに抜かれ3位になっています。
▽メダルランキング(大会6日目終了時点)
1位 中国(金9・銀7・銅3)
2位 フランス(金8・銀10・銅8)
3位 日本(金8・銀3・銅4)
4位 オーストラリア(金7・銀6・銅3)
5位 イギリス(金6・銀6・銅5)
6位 韓国(金6・銀3・銅3)
7位 アメリカ(金5・銀13・銅12)