体操・橋本 超僅差“銀”「悔いはない」
◇体操 世界選手権男子個人総合決勝(22日、福岡・北九州市)
東京五輪で2つの金メダルを獲得した橋本大輝選手は、6種目の合計得点で競われる個人総合の決勝に出場。
最初の種目ゆかでは、14.833の高得点を出し、順調なスタートを見せるも、2種目目のあん馬で落下、点数が伸ばせません。それでも、続く3種目目のつり輪、4種目目の跳馬と、ミスなく演技を終え5種目目の平行棒を終えた時点で、トップと0.350差の2位につけます。
迎えた得意の最終種目鉄棒では、G難度の大技「カッシーナ」を決めるなど、5つ全ての離れ技を成功させます。得意の種目鉄棒で、トップとの差を詰め寄るも、合計でわずか0.017差の87.964の得点となり、銀メダルとなりました。
試合後、橋本選手は、「悔しい気持ちもある。僕自身、五輪が終わってからの自分の調整力のなさに気づいた。そこがトップとして一番足らなかった。(内村)航平さんはすごいなと思ったし『自分はまだまだ弱いな』と思いました。それでもつり輪からの4種目はベストを出せた。悔いはない」と話しました。
橋本選手は種目別のゆか、あん馬、平行棒、鉄棒の4種目でも決勝進出を決めており、23・24日に種目別決勝が行われます。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ