J2開幕まで1か月切る モンテディオ山形の1次キャンプを取材 元ジョージア代表FWなど注目選手は
サッカーのJ2リーグ開幕まで1か月を切りました。モンテディオ山形は静岡県で1次キャンプを行いました。。キャンプ取材の中から今シーズンの期待の新戦力を紹介します。
山形から南へ600キロ、静岡県の最南端、御前崎市。J2優勝を目指すモンテディオは、1月13日から、ここで1次キャンプを行いました。
さっそく練習場に向かうと待っていたのは、見学に来ていた大勢の人たち。
「親族が山形にいるので3年前から応援している」(山形のサッカーのどこに魅力を感じている?)「みんなが一生懸命プレーしている所に引き付けられる」
午前9時半、選手を乗せたバスが到着しました。
注目選手の一人が、J1鹿島から完全移籍で加入した中村亮太朗選手。昨シーズンは清水でプレーし、攻守の要として36試合に出場。J2優勝の原動力となりました。
J1鹿島から加入MF中村亮太朗「特徴はパスを生かしたゲームコントール。その強みを存分にチームのために出していきたい」(目標は優勝、J1昇格?)「それは当たり前。一つでも自分が出た試合で勝てるようにチームが勝つためにやっていきたい」
鹿島時代には、土居聖真選手ともプレー経験がある中村選手。今シーズンから再びチームメイトに。
MF土居聖真選手「LINEをもらった時はびっくりした。鹿島で仲良くしていた選手。実力も清水を優勝に導き頼もしい選手。楽しみにしている」
小坂憲央アナウンサー「御前崎キャンプ6日目のトレーニングが始まっています。ことしは開幕が去年に比べて1週間早いということで例年よりも早いペースで実践的なトレーニングも行われています」
昨シーズンから多くの主力が残り、開幕ダッシュへの期待も高まるモンテディオ。1次キャンプでは、新たに加わった8人の選手たちとともに、シュートまでの連携の確認や課題だったセットプレーの練習も行われました。
MF高江麗央選手(去年は何が足りなかった?)「勝負強さやJ1に行くうえで一人一人の質の高さをことしは上げていかなければいけない」
一方、昨シーズンけがをした選手たちや、J1横浜F・マリノスから加入した吉尾海夏選手は、別メニューで調整していました。
こうしたなか、何度もボールに食らいつく姿勢を見せていたのが、昨シーズンJ1の札幌から加入した大森真吾選手。体を張って前線で攻撃の起点を作るのが得意なセンターフォワードです。
札幌から加入 FW大森真吾選手(チームになじんできている?)「完全ではないが徐々に慣れてきてここからいろんな選手と親交を深められたら」(個人的な目標は?)「フォワードなので得点を2桁取れたら。そこを狙って日々やっていきたい」
そして、1次キャンプ2日目、14日に合流したのが、フォワードのベカ・ミケルタゼ選手。元ジョージア代表で昨シーズンは韓国1部リーグでプレーしました。
元ジョージア代表 FWベカ・ミケルタゼ選手「来る前から山形の試合を見ていたが技術のあるチームだと思った。キャンプに参加したらより感じたのでチームに貢献できるようにがんばりたい。」(目標のゴール数は?)「15点かもしれないし20点かもしれない。チームが優勝して昇格してJ1で40点決めるのが目標。ジョーク、ジョーク。40点はジョークです」
そんなベカ選手に覚えた日本語を聞いてみました。
ベカ・ミケルタゼ選手「コンニチハ。アリガトウ。スシ。アイライクスシアリガトウゴザイマス」
この1次キャンプ中には、もう一人新外国人選手の発表がありました。オーストラリア出身のゴールキーパー、トーマス・ヒュワード・ベル選手です。身長は190センチでオーストラリア1部リーグでプレー。今後、メディカルチェックを経て正式に契約を結ぶ予定です。