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ハム栗山監督「誇りで、宝物」最終戦で勝利

2021年10月30日 20:59
ハム栗山監督「誇りで、宝物」最終戦で勝利

◇プロ野球パ・リーグ
日本ハム5-3ロッテ(30日、ZOZOマリンスタジアム)

日本ハムの先発は今季10勝目を狙うルーキー・伊藤大海投手。1回裏、伊藤投手はロッテ打線を3人で抑えると、2回には3つの三振を奪い、上々の立ち上がりをみせます。

両チーム無得点のまま迎えた3回裏、伊藤投手は2アウト2・3塁のピンチを迎えますが、中村奨吾選手を空振り三振で切り抜けます。直後の4回表、日ハムは近藤健介選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち1点を先制。

同点で迎えた7回表、代走の西川遥輝選手がリーグトップタイの24個目の盗塁を決めると、その後、王柏融選手のタイムリーで1点を勝ち越します。援護をもらった伊藤投手は7回裏を3人できっちり抑え、9奪三振1失点でマウンドを後続に託します。

1点リードの日本ハムは9回表、大田泰示選手が試合を決定づける2点タイムリーを放つなど、5-3で栗山監督のラストゲームを勝利で終えました。伊藤投手は今季10勝目で2ケタ勝利を達成。7回に盗塁を決めた西川選手は盗塁王に輝きました。

10年間監督としてチームを率いた栗山監督は試合後、「チームに10年間迷惑をかけたなというのしかないので、今日の戦いをみていると、もっと良い報告を北海道の皆さんにできたんじゃないのかなと思う。その責任を感じることしかないが、僕にとっては彼らと野球をできたのは、誇りで、宝物なので一生大事にしていきます」と振り返りました。

日ハムは来季、新庄剛志新監督のもと、上位進出を目指します。