ラグビー日本 攻撃の生命線はラインアウト
世界ランキング10位のラグビー日本代表は20日、同7位のスコットランドと対戦します。
この秋、テストマッチ4連戦に臨んでいる日本代表ですが、ここまで1勝2敗。オーストラリアには過去最少9点差での惜敗でしたが、アイルランド戦は60失点で敗戦。格下のポルトガルには、38対25で勝利したものの、苦戦を強いられました。
2015年W杯で南アフリカ撃破にも貢献した元日本代表ロックの真壁伸弥さんは、ラインアウトなどのセットプレーでのペナルティーの多さが大きな課題と捉え、オーストラリア戦で成功率(マイボールキープ率)80%を記録したラインアウトについて「ラインアウトは日本の攻撃の生命線。バックスが欲しいボールを供給できるかが非常に大事。有効的なボールをバックスに供給できたか、という意味では80%以下」と、単なる成功率ではなく、攻撃につながるバックスへの有効的な配球ができたかどうか“中身”に着目すべきと強調。
さらに、真壁さんは2年後のワールドカップでベスト4に入るための条件として「ラインアウトで9割ぐらい有効なボールを出さないといけない。身長がそれほど高くない日本がラインアウトで勝つためには、相手の心理を読むこと、そして、スピードを求めなければいけない」と、ラインアウトが強豪と渡り合うための重要な要素になると分析しています。
18日にスコットランド戦のメンバー23名が発表され、ラインアウトを形成するフォワード陣は、新キャプテンのラブスカフニ選手や、リーチマイケル選手、姫野和樹選手らが先発メンバーに名を連ねています。
日本対スコットランドの一戦は日本時間20日夜10時キックオフ予定です。