車いすラグビー橋本勝也ベテラン相手に活躍
◇2021ジャパンパラ車いすラグビー競技大会 初日(20日、千葉ポートアリーナ)
有観客での開催となったジャパンパラ車いすラグビー競技大会。日本代表候補約30人が3チームに分かれて試合を行いました。
東京パラリンピックで大活躍した池透暢選手、池崎大輔選手の通称「イケイケコンビ」が不在の今大会。若手が注目される中、次世代エースと目される19歳、橋本勝也選手が活躍を見せました。
第一試合では持ち前のスピードとタックルを武器に両チーム最多の30トライを獲得するなど勝利に貢献しました。さらに、第3試合では東京パラリンピックメダリストの多くで構成されたチームを相手に、時に激しいマークを受けながらもトライを量産します。
しかし、試合はロンドンパラリンピックにも出場した、46歳のベテラン、島川慎一選手を中心に攻められ、最終第4クオーター開始時点で2点を追いかける厳しい展開に。すると島川選手に強烈なタックルを浴びせ、ミスを誘うと逆転に成功。チームは52対51で勝利しました。
試合後のインタビューに島川選手と登場した橋本選手は、「慎さん(島川選手)を1対1で止められるのがすごい気持ちいいですね。今まで簡単に止めることができなかったので」と喜びのコメント。
島川選手も「まだまだ負ける気はない」としつつも、「戦う度に変わっていっているのですごいと思います」と橋本選手へ称賛の言葉を送りました。
※左:橋本勝也選手、右:島川慎一選手