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立浪監督 根尾に「思い切って力勝負してこい」「1点は構わない気持ちで」

2022年7月1日 23:04
立浪監督 根尾に「思い切って力勝負してこい」「1点は構わない気持ちで」
根尾昂投手の起用について語った、中日・立浪和義監督
プロ野球セ・リーグ 中日3―1阪神(1日、バンテリンドーム)

連勝を飾った中日・立浪和義監督が試合を振り返り、根尾昂投手などについて答えました。

中日は、藤嶋健人投手が緊急登板ながら3イニングを無失点で抑え、そこから計8人の投手で最少失点に抑えました。

立浪監督は、5回2アウト2塁1塁で無失点に抑えた根尾昂投手に「思い切って力勝負してこい」と声をかけマウンドに送り出したことを明かしました。

以下、立浪監督試合後のインタビュー

ーー8人のピッチャーでしのぎ切って勝ちました。試合を振り返って

「今日、大野(雄大投手)が試合前に緊急事態がありましたので、そこから急きょ藤嶋(健人投手)が先発。2イニングぐらいと思っていたんですけども、まず藤嶋が3イニング投げてくれたことがなんとか試合の形がスタートできたのかなと思っています」

ーー大野投手練習には姿を見せていましたが、突然だったのでしょうか

「そうですね、練習が終わったあとにそういう(腰の張り)の報告を受けまして、そこから中継ぎ陣でつないでいくしかなかったので、順番はピッチングコーチと決めながらやっていたんですけど、1点先に取れたんですけど、その後が非常に苦しい展開で、結果追いつかれてしまったんですけど、今日はホームラン2本で勝てた。こういうのをチームの勢いとか力にしていきたい」

ーー緊急事態の中で3イニング投げた藤嶋投手素晴らしかったと思いますが

「彼のいいところをすべて。さすがに3イニング目はボールも球速も落ちてはきたんですけど、なんとか気持ちで3イニングを乗り切ってくれたかなと思います」

ーー根尾投手を送り出すときに何か声をかけているように見えた、どんな言葉をかけたんでしょう

「『思い切って力勝負してこい』と、こっちも打たれることは覚悟で相手も近本(光司)選手ですから、ただフォアボールで逃げるよりも打たれて1点は構わない気持ちで、こっちも出してますし、ただ、あの場面でストライクが入らないとかそういう状況でもなかったので、その辺はさすがだなと思います」

ーー期待に応える投球ができた

「結果が良かったですから、高橋(周平選手)のファインプレーもありましたし」

ーー4番のアリエル・マルティネス選手がいいところで打ってくれたのは大きかったと思いますが

「追いつかれた後で、ピッチャー2人しかいなかったので、ライデル(マルティネス投手)までいったあとは、森(博人投手)一人でしたから、延長に入ってしまえば。今日はそういう試合でしたし、開き直ってこっちもやっていくしかなかった。あそこでよくホームランを打ってくれました」

ーー試合の序盤からベンチでピッチャーと野手がお互いを称えあう場面があったり、元気のある様子も見られた。次につながる部分あったでしょうか

「つなげていかないといけないですよね。こういう試合を大事にして、もう少し点が取れるように日々頑張っていきたいなと思います」