俺の撮った羽生結弦 特別な場所で「氷から思いを吸い上げて――」神カメラマンが厳選した1枚#12
3月11日の黙とう直後、リンクに触れる羽生結弦【撮影:小海途良幹(スポーツニッポン)】
羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー『羽生結弦 notte stellata』。その練習やショー本番の様子を、カメラマンの視点から「俺の撮った羽生結弦」と題して紹介します。
第12弾の今回、厳選した1枚は、3月11日に行われた黙とう直後をとらえた写真。
スケートファンから“神カメラマン”とも呼ばれる、撮影者・小海途良幹カメラマン(スポーツニッポン)に聞きました。
第12弾の今回、厳選した1枚は、3月11日に行われた黙とう直後をとらえた写真。
スケートファンから“神カメラマン”とも呼ばれる、撮影者・小海途良幹カメラマン(スポーツニッポン)に聞きました。
■震災当時は遺体安置所「氷から思いを吸い上げて――」
3月11日午後2時46分、ショー会場のセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)で黙とうを捧げた羽生さん。
「黙とうを終え、前に滑り出し氷に手をついた羽生さんの様子です」
この場所、震災当時は遺体安置所となっていました。
「氷に思いを伝え、氷から思いを吸い上げているかのように見えました。忘れられないシーンです」と小海途カメラマンは語ります。
*スポーツニッポン・小海途良幹カメラマン
主に五輪競技やサッカーを担当。
2017年からフィギュアスケートを撮影。
写真集「YUZU'LL BE BACK」「Mao Thanks Memories」