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【卓球W杯】張本兄妹がそろって決勝T進出 兄・智和「あんなに緊張したのは初めて」 2ポイント差で勝ち上がる

2024年4月17日 18:00
【卓球W杯】張本兄妹がそろって決勝T進出 兄・智和「あんなに緊張したのは初めて」 2ポイント差で勝ち上がる
決勝トーナメント進出を決めた張本美和選手と張本智和選手(写真:千葉 格/アフロ)
◇ITTF男女ワールドカップマカオ2024(17日、マカオ)

パリ五輪代表に内定している張本智和選手と妹の美和選手がそろって決勝トーナメント進出を決めました。

この日は3選手ずつが16グループに分かれて総当たり戦を行うステージ1の最終日。各グループの1位選手が決勝トーナメントに進出します。

すでに1勝している張本美和選手は、キム・ナヨン選手(韓国)と対戦しました。第1ゲームは中盤まで7-7と互角の戦いを見せますが、レシーブで連続ポイントを奪うと、最後は強烈なフォアハンドが決まり11-8で第1ゲームを奪います。

その後もサービスをコースに打ち分け、得意のバックハンドでもポイントを奪った張本美和選手。勢いもそのままに4-0でストレート勝利。決勝トーナメント進出を決めました。

初戦に勝利した兄の張本智和選手は勝利数、獲得ゲーム数、ポイント数、全てで並んでいるジョナサン・グロート選手(デンマーク)との対戦。ステージ1は4ゲームマッチのため結果は4-0、3-1、2-2のいずれか。グロート選手を上回るには勝利するか、2-2でも獲得ポイント数で上回る必要があります。

張本智和選手は先に7-11、6-11と2ゲームを先取される苦しい展開となりますが、ここから反撃を見せます。3ゲーム目は序盤から4連続ポイントを奪いリードを奪うと、両ハンドの強打で相手を圧倒。11-6で第3ゲームを奪います。

最終4ゲーム目はポイントを奪うごとに雄たけびをあげる気迫のプレーを見せた張本智和選手。9-4とリードした場面では、相手がミドルを狙ったボールをバックハンドで返しゲームポイントを奪います。そして最後は相手のボールが外れアウトとなり第4ゲームを11-5で制し2-2で試合を終えました。

この結果、張本智和選手とグロート選手は同グループ内で1勝1分け。獲得ゲーム数でも並びましたが獲得ポイント数で「2」上回った張本智和選手が決勝トーナメントへの切符を手にしました。

張本智和選手は自身のインスタグラムのストーリーズで「試合前から直接対決の結果だと知ってたので4ゲーム目11-6で勝たなきゃいけない!って思ったのは初めてでした。10-4であんなに緊張したのは初めてです」とつづり、試合の緊張感を振り返りました。

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