北京五輪で金メダルを獲得した高木美帆選手が、ヨハン・デビットコーチとの新体制下で初めて公開練習を行いました。

6月にナショナルチームを離れ、2015年から指導を受けてきた恩師・ヨハンコーチとともにスタートを切った高木選手。

長野県の菅平高原で公開された練習では、1周約7.2キロのコースを自転車で走行。途中から霧が立ち込め、高木選手も「5m先が見えない状態で怖かった」と語るほどの悪天候になりましたが、練習を中断することなく2時間で約64.8キロを走破しました。

練習後、会見に応じた高木選手。来月に迫った全日本距離別選手権については「まずはワールドカップ(11月11日開幕)の権利を取りにいくこと。そして新しい体制になって初めての大会、どこまで行けるかなという通過点になるのかなと思っている。またたくさんのお客さんが来てくれるとも聞いているので、そこに向かってベストを尽くしていきたい」と語りました。

また北京五輪以降、新体制になったことでスケート以外の自由な時間が減ったという高木選手。スケート以外にやりたいことを聞かれると、笑顔で「南の島に行って浜辺で海でも見たい」と話しました。