昨季ヤンキースとのワールドシリーズを制し、4年ぶり8度目の世界一に輝いたドジャース。オフシーズンでは、主力選手の引き留めだけではなく、佐々木朗希投手やタナー・スコット投手などの大物選手も獲得し、戦力補強を確かなものとしました。

日本時間10日には、昨季126試合の出場で12本塁打、42打点の成績を残し、ワールドシリーズ制覇にも大きく貢献したキケ・ヘルナンデス選手の残留が決定。ワールドシリーズ制覇メンバーの残留が続々と決まっています。

着々と戦力補強をするドジャースですが、いまだに指揮官・ロバーツ監督との契約が行われておらず、契約延長が不安視されていましたが、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」の記者が「監督の契約延長交渉は始まったばかり」と明言。今季以降も契約延長が見込まれています。

ロバーツ監督は2016年からドジャースの監督に就任すると、就任1年目から現在まで9年連続でポストシーズン進出、2度のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、自身の手腕を発揮してきました。

昨季は圧倒的な強さで地区優勝、ワールドシリーズ制覇を達成。ドジャースとは３年契約を結んでいるが、今季はその3年契約のラストイヤー。

ロバーツ監督は「すべて上手くいくことを願っている。しかし、価値の問題だ。私はこの球団組織を愛しているが、自分の価値を実感したいという思いもある。それは間違いない」と語り、「これまでの実績に見合う契約を得たい」と述べました。

MLB公式は「一流の監督の年俸は700万ドル（約10億円）から800万ドル（約12億円）が相場となりつつあり、ロバーツ監督はこの金額を超えることを目標とするはず」としており、史上最高年俸の指揮官が誕生する可能性があります。