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<パリ五輪>序盤から注目選手が続々登場! 東海3県のメダル候補アスリートを一挙紹介

2024年7月24日 18:48
<パリ五輪>序盤から注目選手が続々登場! 東海3県のメダル候補アスリートを一挙紹介
東海3県のメダル候補アスリートをチェック!

いよいよパリオリンピック開幕が目前に迫ってきましたが、開幕早々、東海3県に関わるアスリートたちが続々と登場します! メダルが大いに期待される、東海地方のアスリートたちを一挙紹介!

52年ぶりのメダル獲得へ! バレーボール男子・西田有志選手

7月27日(土)にいきなり登場するのはバレーボール男子。52年ぶりのメダル獲得が期待されていますが、代表メンバー12人中、なんと7人が東海3県に関わる選手なのです。

なかでも注目は、中京テレビ「キャッチ!」でも取材を続けてきた、三重県いなべ市出身の西田有志選手(24)。試合中のド派手なパフォーマンスもおなじみになっていますが、実は先日の壮行会で「僕がサービスエースをとったら、5人集まってゴレンジャーポーズやります」という公約をしていました!

ゴレンジャーポーズとは、試合後、西田選手がインスタグラムにあげている戦隊ヒーローのようなポーズのこと。パリオリンピックで西田選手がサービスエースを決めたら、その後のポーズにも注目ですよ!

バレーボール男子 西田有志選手(24):
「家族の時間やプライベートを捨てて、ここまでやってきています。笑顔で金メダルだったりメダルを見せられるようがんばってきます」

小さな巨人が“背負い投げ” 柔道男子60キロ級代表・永山竜樹選手

開会式の翌日にメダルが決まる柔道。そこに挑むのが、男子60キロ級代表の永山竜樹選手(28)です。

実は永山選手、大成中学・高校出身で、愛知県一宮市で6年間すごしたのです。永遠のライバルである、東京オリンピック金メダリスト高藤選手に勝利し、パリの切符を手にしました。

得意技は、鮮やかな背負い投げ。156センチと小柄な身長をカバーするのは、鍛え抜いた肉体です。本人も「海外の選手は力強いけど、自分が世界一強い自信がある」と自負するほど、そのパワーは超人的! 全身の筋力を必要とする“人間こいのぼり”もお手の物なのです。

柔道男子60キロ級代表 永山竜樹選手(28):
「小さいから小さいなりの柔道をするんじゃなくて、小さくても真っ向勝負で一本を取りに行く。金メダルを取って父親にかけてあげたい」

日本記録更新でメダル狙うシンデレラガール 競泳女子100mバタフライ・平井瑞希選手

7月27日(土)には競泳も始まりますが、そのトップバッターとして出場するのが、女子100mバタフライ、愛知県刈谷市出身の平井瑞希選手(17)。3月の選考会で池江璃花子選手に勝ち、代表権を勝ち取ったシンデレラガールです。

平井選手は「もっと強くなりたい」と、高校入学をきっかけに家族ごと神奈川県に引っ越し、本田灯選手を育てたコーチの指導を仰ぎました。

そんな平井選手が大事にしてきたのは「いつも通り」。パリオリンピックが決まってからも、代表合宿にも行かず、いつも通り町のスイミングスクールで練習し、期末テストもこなしてからパリに出発したそうです。

それがしっかり結果にも出ていて、3月の選考会では56秒台を記録。さらに6月には、自己ベストを0.6秒縮めて56秒33を出すなど急成長中なのですが、パリオリンピックでは、さらに0.7秒縮めて日本記録を更新し、55秒で泳ぐのを目標にしているそうです。

女子100mバタフライ、7月28日(日)の決勝は中京テレビで放送します。

5大会連続出場のレジェンド カヌースラローム/カナディアンシングル・羽根田卓也選手

7月27日(土)には、あのレジェンドも登場! 8年前のリオオリンピックで、日本カヌー界初のメダリストになった、愛知県豊田市出身の羽根田卓也選手(37)が、5大会連続出場となるパリオリンピックに挑みます。

東京オリンピック後も競技を続けた理由を「ここで自分が競技を辞めたら日本のカヌーはどうなっちゃうんだろうと…」と語る羽根田選手。拠点をスロバキアから日本に移し、カヌーの普及や後輩たちの育成をしながら競技と向き合ってきました。

そんな羽根田選手のパリオリンピックでの秘策は“水の呼吸”。水の声を聴いて、感じて、それをスピードに変えることが大事だといいます。パリでは“水の呼吸”を極め、2大会ぶりのメダルを目指します。

カヌースラローム/カナディアンシングル 羽根田卓也選手(37):
「競技場も満員の観客席になること間違いないので、5回目の挑戦ができることを幸せに思いながら、期待に応えられるよう、ひとつでも順位をあげて、できるだけ高見を目指したい」

一撃必殺“フレッシュ”で個人でもメダル狙う フェンシング・加納虹輝選手

前回の東京オリンピックで、団体で金メダルに輝いたフェンシング・男子エペは、7月28日に個人戦が始まります。

三重県鳥羽市出身の山田優選手とともに出場するもう一人の金メダルメンバーが、現在、個人で世界ランキング3位、愛知県あま市出身の加納虹輝選手(26)です。

海外選手の平均身長が190cmほどと言われる中、加納選手の身長は173cm。本人も「東京オリンピックに出たエペの全選手の中だと一番低いくらい」と話しますが、小柄でも注目すべきはそのスピード。得意技は、相手に思いっきり飛び込み走り抜ける一撃必殺「フレッシュ」です。

元々体操競技をしていた加納選手。幼い頃に体操で培った下半身のバネで相手を圧倒します。

フェンシング・男子エペ 加納虹輝選手(26):
「団体2連覇、そして個人戦でも優勝できるように頑張りたいと思います」

岐阜で磨いた驚異の集中力で2大会連続メダルへ! アーチェリー・斉藤史弥選手

こちらも前回大会でメダルを獲得した団体種目。7月29日(土)から始まるアーチェリー男子団体に登場するのが、岐阜県羽島市出身の斉藤史弥選手(19)。20歳年上のレジェンド・古川高晴選手とともに2大会連続のメダルを目指します。

環境に左右されることなく、高い集中力を発揮することができる斉藤選手。集中力が磨かれた秘密は母校・大垣西高校にありました。山からの伊吹おろしが原因で、常に強風が吹き荒れる練習場。中学生のころから5年間、この過酷な環境で練習をしてきたことで、とてつもない集中力を身につけたのです。

どんな状況でも中心を射抜き、目指すは表彰台のど真ん中!

東海地方にゆかりのある選手が多数出場! バスケットボール男子・女子

パリオリンピックでさらなる人気と飛躍が期待されるバスケットボール男子。初戦のドイツ戦は7月27日(土)午後8時30分からスタートします!

名古屋市出身の富永啓生選手が放つスリーポイントにも注目ですが、実は、吉井裕鷹選手、比江島慎選手、ジョシュ・ホーキンソン選手も東海地方と関わりがあるんです。とにかくまずは1勝。そして、目標のベスト8入りに期待しましょう!

そして、7月30日(火)から始まるバスケットボール女子は、なんと代表メンバーのうち半分の6人が東海3県の関係者。初戦から世界ランク1位のアメリカと対戦しますが、目標は東京を超える金メダルということなので、期待も高まります!

夏のオリンピックで、日本がこれまで獲得したメダルの数は499個。記念すべき500個目のメダルを誰が手にするのかも気になるところ。東海地方にゆかりのあるアスリートたちが、いよいよパリオリンピックの舞台へ! みなさん全力で応援しましょう!

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