【ドラゴンズ沖縄キャンプ】高橋宏斗投手を直撃取材 初日に最速152キロ記録でエンジン全開も…今年の目標は「柳さんより打つ」!?
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井上監督が率いる新生ドラゴンズがついにキャンプイン! 今年は「ポジティブバトル!」をキャンプのテーマに掲げ、明るく前向きなチームへの改革が進められています。そんな中、ドラゴンズのエース・高橋宏斗投手に取材を敢行。今季の目標、開幕投手への思い、一問一答のインタビューで高橋投手が語ったのは…?
新生ドラゴンズの沖縄キャンプがスタート!
初日が休日とあって北谷キャンプにはファンが殺到し、大フィーバーとなりました! 高橋宏斗投手がサインをすると、あっという間に人だかりが…。
キャンプ初日から早い仕上がりを見せたのは、投手陣。中でも周りを驚かせたのが、昨シーズン12勝を挙げ、ドラゴンズのエースへとのし上がった高橋宏斗投手。この時期では異例の最速152キロを記録!
全てストレートで30球を投げ込んだ高橋投手は、自身初の開幕投手に向け、エンジン全開です!
高橋宏斗投手(22):
「もう一回、強い真っすぐを、さらにレベルアップできるように今は取り組んでいる」
そんな高橋投手の素顔をチームの面々に聞いてみると…。
大野雄大投手(36):
「生意気です。高橋宏斗! お前はすごく生意気だ! もうちょっと先輩を敬え!」
柳裕也投手(30):
「人が(ゴルフの)ドライバー打つ瞬間にしゃべんな! しゃべりかけんな!」
松木平優太投手(21):
「『マツキ(松木平)あげる』ってごみ投げてくるので、そこだけは直してほしいな…。乱暴なところは直してくれ!」
一方、読谷キャンプでは、高橋宏斗投手と同学年のドラフト1位ルーキー・金丸夢斗投手が誕生日の2月1日にキャンプイン。腰痛の再発防止へ無理させない方針ということでしたが、他の選手たちと混ざってトレーニングをこなすなど、充実したキャンプを送っています。
練習後には、誕生日ケーキがプレゼントされました。そんな金丸投手がキャンプ中、高橋投手に熱望することは?
金丸夢斗投手(22):
「どこかで(高橋投手と)ご飯に一緒に同期と行けたらいいな」
2月2日、北谷キャンプの室内練習場に、井上監督がバットを持って現れました。始まったのは…監督のとっておきメニュー“Dirty Hustle 99”(ダーティーハッスルナインティナイン)。
監督からマシンガンノックを受け、捕り損ねたら頭の上で手を叩いて半回転する、地獄のスクワットをやることに。ルーキー吉田聖弥投手も必死にくらいつきますが…最後には足がつるアクシデント! 次の餌食は一体誰になるのでしょうか…。
高橋宏斗投手の一問一答インタビュー 今季どうなる? 開幕戦は?
日中でも温度計が15℃程度を示す、少し肌寒さを感じる今年の沖縄。それでも多くのファンが集まるなか、「なるべく多くの人にファンサービスできるように」とサイン会をしていたのは、尾張旭市出身の高橋宏斗投手です。ファンも大注目のドラゴンズのエースに、キャンプの感触や、開幕投手への意気込みをインタビューしました。
初日にブルペンに入り最速152キロを記録しましたが、ここまでのコンディションはどうですか?
高橋投手:
「自主トレからやってきたことが、このキャンプ通じてできているので、かなり状態はいい。過去5年で一番いいと思います」
去年は最優秀防御率を取り、2桁勝利も収めるというすごい活躍でした。去年の活躍を経ての今シーズン、改めていかがですか?
高橋投手:
「去年は開幕から出ることができなかったので、そこは悔しい思いをしました。今年は何とか開幕からいいスタートを切れるように頑張ってます」
いい準備ができているということで、ファンの期待も高まります。そして、今回のキャンプで気になるのが、井上新監督が掲げるキャンプのテーマ「ポジティブバトル!」。実際に体験してみてどうですか?
高橋投手:
「いや、めちゃくちゃみんな明るくて、本当に一人一人がやるべきことをわかっていて、天気は悪いんですけど、選手は明るくやってるかなと思います。(練習内容は)8割ぐらいは厳しさなんですけど、無理やりにでも楽しくやってますね」
今年のキャンプでは、練習のスタートの時に“声出し”をしているということですが、この声出し担当を毎朝クジで決めるというのは本当ですか?
高橋投手:
「そうなんですよね。僕もまだ当たってないのでひやひやしながら待ってます。今まですごいいい流れが来ているので、(何を話すかは)ちょっとまだ何も考えてないです」
まっさらなところから湧き出てくるものかもしれませんね。このインタビューの前、今シーズンに向けて色紙に決意をしたためてもらったのですが、なんと高橋投手が書いたのは「柳さんより打つ」という言葉でした。その心は…?
高橋投手:
「やはりピッチャーも打席に立っているので、柳さんは8番を打っていましたけど、あわよくば自分もそのポジションを狙いにいってもいいのかなと思います。投げるだけじゃなくて打つ方も見てほしいです」
頼もしいですね! 高橋投手は今年5年目ですが、自分が中心になって頑張るぞっていう気合はありますか?
高橋投手:
「もちろん。(小笠原)慎之介さんがアメリカに行ってしまいましたし。僕もしっかりとこのチームを引っ張っていけるように頑張りたいなと思います」
トレーニングなどで肉体的な変化を感じることはありますか?
高橋投手:
「この3年間、自分は同じトレーニングをやり続けているんですけど、やれることっていうのが本当に多くなってきたので、自分が思ったように体が少しずつですけど、動かせるようにはなってきましたね。(トレーニングでは)全体的にいいバランスで投げられるようにっていうことを意識しています」
開幕投手という話も出ていますが、そこはやっぱり狙っていきたいところ?
高橋投手:
「そうですね。やっぱり去年も目指してはいたんですけど、ちょっと状態が上がりきらなかったので、今年こそはもう万全の状態で(開幕戦の)3月28日を迎えたいなと思います」
開幕戦の相手は日本一のチームです。少し気が早いですし、開幕投手が決まっているわけでもないですけれども、やはり日本一のチームが相手というのは大きな一戦ですね。
高橋投手:
「そうですね。それが取れることができれば、自分たちも流れに乗っていけると思いますし、しっかりともう僕自身が先頭に立って引っ張っていけるように頑張りたいと思います」
開幕戦のマウンドに高橋投手は立つことができるのでしょうか。3月28日に行われる注目の開幕戦「中日ドラゴンズ×横浜DeNAベイスターズ」は、中京テレビで生中継します!
※高橋宏斗投手の「高」は「はしご高」が正式表記。