水泳と自転車だけで競う新種目「アクアバイク」 伊勢志摩のトライアスロン大会で日本初開催 三重・志摩市
地域活性化やスポーツ振興などを目的として2013年から始まり、今年で11回目を迎えたこの大会は、専門誌の人気ランキングで毎年上位にランクインするほど人気が高く、前日に行われたアクアスロンの参加者も含めると、今年は1000人以上が参加しました。
同大会では今年から新種目「アクアバイク」を新設。トライアスロンは水泳・自転車・マラソンの3種目のタイムを競う過酷な競技ですが、「アクアバイク」は水泳と自転車の2種目で行います。
大会事務局の担当者によると、膝を故障してマラソンができない人や、高齢でトライアスロンを続けることが難しくなった人などから需要があったため、今年から新設したということで、「需要が多様化する中、多くの人に少しでも長く競技生活を楽しんでもらえるよう、大会としてもカスタマイズをして応えていきたい」と話しました。
水泳とマラソンのみの「アクアスロン」や、自転車とマラソンのみの「ディアスロン」の大会は日本で開催されたことがありますが、「アクアバイク」の日本初開催となります。
大会当日は厳しい暑さとなりましたが、「アクアバイク」に出走した26人は、水泳2km、自転車45kmの距離を駆け抜けました。
同大会のトライアスロン参加者の平均年齢は50歳。年を追うごとに平均年齢が上がっていることから、今後ますます「アクアバイク」の需要が高まっていくと見込まれていて、大会事務局は来年以降も継続して開催する予定としています。